CASES 症例紹介
ここでは特徴的な症例について、一部をご紹介いたします。
※手術の写真を掲載しておりますので、苦手な方はご注意ください。
小滝橋動物病院グループ全体の外科症例件数については、>こちらをご参照ください。
一般外科症例

犬の去勢手術

目次


犬の去勢手術の目的


去勢手術は犬で一般的に多く行われている手術です。
手術の目的は大きく分けて2つ、望まない繁殖の予防と病気の予防と問題行動の予防が挙げられます。

・望まない繁殖の予防
生殖能力がなくなるため、繁殖ができなくなります。
・病気の予防
去勢手術は性ホルモンが関与している病気を予防できると言われています。
前立腺肥大、会陰ヘルニア、肛門周囲腺腫は性ホルモンの関与が報告されているため、治療、予防に去勢手術が利用されています。
・問題行動の予防
雄犬の去勢手術によって、放浪行動の約90%、尿マーキングの約60%、マウンティングの約80%、雄犬同士の攻撃行動の約75%を減少させると報告されています。ただし、こういった行動は学習による要素も大きいため、一度問題行動が発現すると去勢手術が有効でないことがあります。
そのため問題行動を覚える前の去勢手術が推奨されています。



去勢手術の時期


性成熟は犬では6〜12ヵ月と言われています。
当院では性成熟の時期と体力の両方の観点から6ヵ月齢での手術を推奨しています。



去勢手術のデメリット


肥満になりやすくなります。
縄張り意識や運動量が低下し、必要カロリーが15〜25%低下するためと言われています。
去勢手術後は去勢後用のフードに切り替えるか、1日の摂取カロリー量を10〜20%減らすことが推奨されています。


去勢手術の実際の症例


去勢手術を行なった実際の症例を紹介いたします。
当院の去勢手術は2つある精巣を摘出することで行います。
以下は手術の写真です。
苦手な方はご注意ください


手術前の写真です。矢印でお示しした精巣を摘出します。
犬の去勢手術を考えられている方はいつでもご相談ください。

執筆担当:獣医師 牧田裕里子