ここでは特徴的な症例について、一部をご紹介いたします。
※手術の写真を掲載しておりますので、苦手な方はご注意ください。
小滝橋動物病院グループ全体の外科症例件数については、>こちらをご参照ください。
目次
指の骨の骨折について
指の骨折では人で言う手のひらの骨、つまり中手骨、中足骨の骨折がほとんどです。
大型犬ではプレートを入れられる子もいますが、猫や小型犬ではピンでの固定が一般的です。
犬猫では第3指、第4指が重要で、そこの固定をしっかり行わないと足をつくようになりません。
中手骨骨折の実際の症例
子猫の指で0.6mmという最も細いピンを入れています。
4本すべてが折れてしまった症例です。すべて0.6mmのピンが入っています。理想は関節に入らないことですが、3本は関節からの刺入以外は困難でした。
1本が折れてしまっています。特に第3指、第4指が折れた場合には手術適応で、プレートを入れた場合は外固定が必要なくなります。1.1mmのプレートスクリューを使用しています。