CASES 症例紹介
ここでは特徴的な症例について、一部をご紹介いたします。
小滝橋動物病院グループ全体の外科症例件数については、>こちらをご参照ください。

うさぎの不正咬合

うさぎは、上の前歯が4本(2本は大きな歯の裏側にあります。)下の前歯が2本あり、奥歯は前歯から少し離れて上側が片方に6本、下側に5本あります。大事なのが、人や犬猫と異なり、うさぎの歯は(前歯も奥歯も)生涯伸び続けるということです。
牧草(チモシーといいます)などの硬いものを食べるので、歯が削れてしまうためそのような仕組みなっていると言われています。しかし、人の飼育下でペレットなどの柔らかいものを多く与えてしまい、チモシーの量が少なくなってしまうと、削れるスピードよりも伸びるスピードが早くなり、歯が曲がって生えてしまったり、尖ってしまうことがあります。それを歯の不正咬合といいます。
歯が不正咬合になると、尖った歯が舌や頬に当たり食欲が減ったり、よだれが多くなってしまうこともあります。うさぎの場合、食欲が無いのが2〜3日続くだけで死んでしまうこともあるため、注意が必要です。

治療は伸びすぎた歯を切ったり、削ったりします。前歯であれば無麻酔でできますが、奥歯だと麻酔が必要なこともあります。
左上の奥歯が外側に向かって生えていて、頬に当たっているのがわかります。
右上の歯が頬に向かってしまい、当たっています。
右下の歯が舌にあたっています。
一度不正咬合になってしまうと再発するとも多く、定期的な麻酔をかけての治療が必要なこともあります。予防としてはチモシーを食べることが最も大切です。チモシーが少ないと毛球症にもなりやすいと言われているので、子供の頃からペレットの量はある程度に制限して、チモシーメインにして上げるのが良いでしょう。
もし、最近食欲が少し減ってきた、よだれが多くて毛が汚れがちといった症状がある場合は獣医さんで歯を診てもらうようにしましょう。